自宅で過ごす時間が増えて、
運動不足気味のせいか身体がおもい…
脚がむくんでぱんぱん…
という方も、ぜひセルフマッサージですっきりしましょう!
目次
アーユルヴェーダのオイルマッサージ
特徴はオイルを使用すること!
アーユルヴェーダマッサージの特徴の1つは、
セサミオイルやハーバルオイルを使いながらマッサージを行うことです。
セサミやハーブの薬効効果も取り込むことで効果的にマッサージを行います。
アーユルヴェーダのハーバルオイルについては、
今後、別の特集でご紹介する予定です。お楽しみに!
セサミオイルについては、こちらでご紹介しています。
アーユルヴェーダの古典では、毎日オイルマッサージすると…
アーユルヴェーダの古典には、
いつもアビヤンガ(オイルマッサージ)をすることによって
老化、疲れ、増加したヴァータ(風のエネルギー。増加し過ぎると、乾燥したり、集中力がなくなり不安感が強まったりしてしまいます。)をなくし、
視力がよくなり、身体が健康的になり、長寿になり、よく眠れ、皮膚が強くなる。
頭・耳・足はオイルマッサージを特別にやるとよい。
と教えています。
毎日オイルマッサージをすることにより
【若返り】、さらに、【健康長寿】にもなるのですね!!
オイルマッサージ方法の種類
オイルマッサージには、
☆サロンに行って、セラピストからマッサージをうける方法と、
☆自分でセルフマッサージを行う方法
があります。
今回は、「自分で行うセルフマッサージ」についてご紹介します!
「サロンに行って、セラピストからマッサージをうける方法」は、こちらで紹介しています。
※アーユルヴェーダの楽しみ方 【もっと健康に、もっと美しく!オイルトリートメントの特徴と効果】
セルフマッサージ
効果
アーユルヴェーダのセルフマッサージは、セサミオイルやハーバルオイルを使って行います。
アーユルヴェーダの古典でも教えているように、オイルマッサージにはたくさんの効果があります。
①疲労回復:血液やリンパ液の流れを促進し、疲労回復を早めます。
②リラックス:筋肉を適度に揉みほぐすことによって、緊張をときます。
③エネルギーの流れを促進:滞っているエネルギーの流れの改善
④ストレスの緩和:各所に意識を集中することによって軽い瞑想状態になります。
⑤自分の身体の状態を知る:むくみの他、肌が「堅い、乾燥している、冷たい」などの状態を手で観察しながらおこなうので、気になるところに気づくこともできます。
⑥オイルによる効果:セサミオイルには「抗酸化作用」と「身体を温める作用」などが期待できます。
セサミオイルについては、こちらでご紹介しています。
準備
①深く呼吸して、自分の身体と心に滋養と愛情を与える気持ちで行いましょう。
とくにオイルを塗る部分に意識を集中してください。
②マッサージを行う場所は、温かくして、床に大きめのタオルを広げます。
☆床にオイルが付着すると大変滑りやすくなるので注意してください!
③手を拭いたり、こぼれたオイルを拭きとれるよう、汚れてもいいタオルかペーパータオルなどを用意します。
④オイルは温めたほうが心地良く、肌に浸透しやすくなりますので、人肌程度の温度に温めましょう。
オイルはボウルにお湯を入れ湯煎して温めてください。
☆オイルが熱すぎると火傷する危険性があります。
必ず人肌程度の温度であることを確認してから肌に塗ってください。
セルフマッサージの方法
マッサージのポイント
セルフマッサージは、全身を約20分程度で行うことができます。
頭、首、おなか・わき腹、背中、腕・手、脚・足の順で
全身を行なっていきます。
忙しい場合には、古典でも教えているように、
頭、耳、足の裏だけでも、十分に良い作用があります。
オイルを擦り込みながら、
滞りを流すようにマッサージをしてみてください。
むくみや痛みが気になるところは、少しだけ念入りに試してみて下さいね。
マッサージのポイントは、
身体の中心から外へ、円を描くように、流すように行います。
両手を使い、手のひらを肌に密着させ、身体の線にそって行いましょう。
頭
頭:疲れ、頭痛、不眠、自律神経の乱れなどに効果的です。皮膚や髪の成長だけでなく、脳を刺激し、エネルギーのバランスを整え、ストレスを緩和する効果も期待できます。
セサミオイルやハーバルオイルは、頭や髪にもとても良いので、オイルをたっぷり使ってマッサージしましょう。
マッサージを始める前にチャクラ(頭の頂点の中心部分)に、
ティースプーン半分のオイルを右手で塗布し、左右に動かしすり込んでいきます。
そして、手の指の腹を使って、頭皮全体にオイルをなじませ、
シャンプーを行うように、頭の前のほうからゆっくりと全体をもみほぐしていきます。
特に耳周辺は、ストレスの症状が出やすいので、丁寧に行いましょう。
首
首:首やデコルテは、老廃物が詰まりやすく、頭痛や肩こり、二重あごなどの原因となります。詰まりを取り除いて、老廃物の排泄を促し、首から方にかけてのラインをすっきりさせましょう。
腹部とわき腹
腹部とわき腹:お腹を温めるように、じっくりと行います。お腹やわき腹は脂肪がつきやすく、痩せにくい部分です。大きく深呼吸し、身体にしっかり酸素を取り入れながら、代謝アップを目指しましょう。便秘の解消にも良いです。
オイルを手のひらにとり、おへそを中心に時計回りに円を描くようにマッサージします。
わき腹は、理想のくびれをイメージしながら、脇から下に向かって流すように、左右交互にマッサージを行います。
背中
背中:腰は生命エネルギーの中心で、とても大切なところです。ひとりではケアしにくい背中ですが、疲労がたまりやすい部分ですので、できる範囲で行いましょう。
腰を温めるように、腰の中心にオイルを多めにつけ、
手のひらを背中に密着させてゆっくりと、
初めは小さな円を描き、徐々に大きく広げていきます。
肩こりにもよいので、肩までしっかりと行いましょう。
腕と手
腕と手:肩こりや手先が冷たい人は、血行が悪く、むくみやすい方が多いです。右腕から始め、終わったら左腕をマッサージしてください。
肩から指先へ向かってマッサージしてください。
関節部分は、丸く円を描くようにマッサージします。
手のひらにはたくさんのツボがありますので、手のひら、そして、指1本ずつまで、丁寧に行ってください。
脚と足
脚と足:心臓から遠い脚は、血液循環が悪くなりやすく、冷えやむくみも起こりやすいので、しっかりケアをしてあげましょう。腕と同様に、右脚よりマッサージを行い、左脚に移ります。
立った状態で、上から下に向かって行います。
関節部分は丸く円を描くようにマッサージします。
足の甲もしっかりと行いましょう。
足裏は、オイルをたっぷりと塗って、指先へ流すように行ってください。
最後に
オイルマッサージの後は、入浴し、発汗するのが理想的です。
身体を温めることにより、オイルの浸透を促進し、また、代謝が上がり、排泄を促します。
入浴が難しい場合は、セルフマッサージが終わったら、10~30分程度休んでください。
身体を冷やさないように、タオルなどをかけリラックスし、タオルやペーパータオルなどでオイルを軽くふきとってから、洗い流しましょう。
時間がないときは、すぐに洗い流しても大丈夫です。
毎日のオイルマッサージで【若返り】と【健康長寿】を手に入れましょう!
セルフマッサージはいかがでしたでしょうか。
慣れるまでは、少し時間がかかってしまうかもしれませんが、
継続することにより、効果をより感じられますのでぜひ続けてみてください。
慣れてしまえば、セルフマッサージをやらない日は逆に落ち着かないくらいです。
私は、入浴前にオイルで必ずセルフマッサージをしています。そうすることで、入浴による肌の乾燥も防げて一石二鳥です。
自分で行うセルフマッサージと、
サロンでうけるマッサージ、
どちらにもそれぞれのメリットがあります。
また、
サロンでマッサージをうけた後、
セルフマッサージを行うことにより、サロンでの効果が持続します。
セルフマッサージで日々のケアをし、
週1~2回程度サロンに通うと、
効率的に相乗効果が得られて理想的です。